「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ〜」
ってご存知でしょうか。
定番のお話で絵本もよく見ますよね。
落語の噺で、
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話。縁起のいい言葉を幾つか紹介され、どれにするか迷った末に全部付けてしまった、という筋の場合もある。
というものです。
人の名前が136文字ですよ。
長いね。
うちの子がこれを覚えようとしていて、
一緒に頑張っていたら私も覚えました。
(覚えたあとはスピードにもみがきをかけ、12秒で暗証できるようになりました)
そこで得たコツというか、覚え方のポイントをご紹介します。
寿限無おぼえかた
お伝えしたいポイントとしては、
意味を知ると覚えやすいですよ!
ということです。
私自身は実際には以下のことをやりました。
- たんに子どもと一緒に暗証を頑張る
- 書いた方がいいかなと思って紙に書いてみる
- 落語をユーチューブで見る(聞く)
- お風呂とか散歩の時に子どもと暗証を楽しむ
で、
やっぱり意味を知ると定着しやすいかな〜と思いました。
寿限無全文
これが全文ですけど、
寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
藪ら柑子の藪柑子
パイポ パイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助
例えばですね、
「五劫の擦り切れ(ごこうのすりきれ)」
この意味、すごいですよ。
天女が時折泉で水浴びをする際、その泉の岩の表面が微かに擦り減り、それを繰り返して岩が無くなってしまうまでが一劫とされ、その期間はおよそ40億年。それが5回擦り切れる、つまり永久に近いほど長い時間のこと。別の落語では、天女が三千年に一回、須弥山に下りてきて羽衣で一振りして、須弥山がなくなるまでが一劫である
時々おりてくる天女が羽衣でさすって山が摩耗するまでの時間って、、ほぼ永久じゃないですか。。
って話ですよ。
いちいち意味が面白いので、それを調べてるうちに覚えちゃうと思います。
水行末 雲来末 風来末の覚え方
個人的ひっかかりポイントでした。
「海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末」
(かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ)
暗証してると、
あれ?
うんらいまつ と ふうらいまつ どっちが先だっけ?
って引っかかるのです。
これの覚え方ですが、
「海砂利水魚の」に続くから、次は「水行末」で、
うんらいまつ と ふうらいまつ は、
あいうえお順では「う」が先だから、うんらいまつ が先、と覚えました。
パイポ以降は、
リズムで覚えても覚えやすいです。
あとは、
絵本を買ってみてよく読むと印象に残りやすいかもしれないですね。
手を変え品を変え、色んな刺激を脳に与えると印象に残りやすいかもです。
ご参考になれば幸いです。